サイズ感について
ここ数年のスタンダード民生機と比べると若干デカくて重いのですが、4K機としては最軽量(※アクションカメラを除く)でしょう。
さすがに動画を撮りやすい
私はこれまで主にスチル用のデジカメ(RX100やG7X2)で動画撮影してきたのですが、やはり動画専用機としてビデオカメラは優れている点がいくつかあります。
まずデカさの代償として、ホールドしやすい。長時間安定して保持しやすいですね。
そしてスチルカメラと決定的に違うのはズームの速度・滑らかさ。スーッと素早く滑らかにズーミングできるのはビデオカメラならではですね。スチル用だとズーミングスイッチをいじる際にカチャカチャ音がしがちですが、本機はそんなことありません。
しかも光学で20倍ズーム。これは便利です。AFもわりと優秀です。そもそもRX100などのイメージセンサーがデカいものと比べてセンサーが小さい分、ボケ表現が出来ない代わりに被写界深度が深いのでピント合わせにあまり苦労しないので気軽です。
タッチパネル液晶はダメダメ
- タッチパネルの感度が悪い(強くor長くキッチリ押さないと反応しない)
- タッチした後の画面遷移など動作モッサリ
- UI設計が使いづらい
まあとにかく使いづらくてイライラします。
タッチパネルの感度の悪さとUIのマズさ、モッサリ動作が相乗効果を発揮し、極悪な操作性となっています。最近のスマホの高解像度液晶&快適UIでヌルヌルサクサク操作に慣れてしまっている人は、怒りすら覚えることでしょう。
物理ボタンもイマイチ
これはぜひ専用の物理ボタンをつけてほしかったですね。Wi-Fiボタンなんかつけてる余裕があったらライトボタンをつけてほしいと私は思いました。
カメラ前方についているマニュアル撮影用のボタンも使いづらい。イザという時にサッと素早く操作できないので結局オートに頼るしかないですね。
やはりファインダーは必須か?
購入前は「液晶だけでいいだろう」と思ってましたが、実際に使用してみるとやっぱり覗くタイプのビューファインダーがあったほうが便利だろうなぁという印象です。
撮影された映像はキレイ
4KとフルHD、どちらも撮影してみましたがとても綺麗です。と言っても確認したモニターは普通のフルHDテレビなので4Kの真の実力は分かりませんが、とにかくパッと見とても綺麗です。手ブレ補正もいい感じに効いてます。
このレベルの映像が、普通に女性でも手持ちで撮れるのはありがたいのではないでしょうか。動き回る子供なんかを撮影するのにデカい三脚なんか持ち歩けませんからね。
テレビなどのHDMIモニターと接続するためのケーブルも付属してますので、たとえば外出先で撮って帰宅したらすぐにテレビで家族みんなで鑑賞することが出来るのは便利です。
編集はたぶんキツイだろう
まだPCへの取り込み・編集作業はしていませんが、おそらく非常に厳しい戦いとなるでしょう。特に4K映像なんかはデータ量も巨大ですからHDD容量をバカ食いしますし、編集するにも相当なマシンパワーが必要となるでしょう。
その他、気になる機能も
説明書を読まずとも使えるシンプルさが素晴らしいですが、説明書を読んでみるとスマホと無線で連携したりなど最近の機種らしい便利機能もあるようです。まだ試していませんが、けっこう面白そうな機能です。
総評
どうしても4Kで撮っておきたい、でも重いのはイヤだ、という場合は本機以外の選択肢はほぼ無いでしょう。プラスチック感が丸出しですが、他の追随を許さない軽さで私は気に入っています。ほとんど軽さのみで購入を決めました。
重さ・デカさが気にならない人は、もっと上位機種(それもソニー)を買ったほうがたぶん幸せになれる気がします。
逆に4Kを必要としない人は、もっと小さくて軽い機種を選びましょう。もうすでに家庭用のフルHDカメラは「十分に枯れている」と思いますので、ソニーでもパナソニックでも好きなメーカーでOK。色と重さ、持った感じで選べばいいと思います。
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