ブラック企業を労基署にチクって超速で動いてもらう方法

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いわゆるブラック企業の実態について、近年ネットでいろいろなことが明るみになってきています。

【参考】「有休を1回使うごとに君は信用を失っている」 ブラックすぎる言葉に震撼! | アルファルファモザイク

身近によく聞くのは、上記参考リンクのように有給休暇やサービス残業についての話ですね。

お役所は意外と迅速に対応してくれる

こうした休暇や労働時間については法律で定められたルールがあり、それは労働者の権利です。ブラック企業により権利を侵害された場合は、すぐに労働基準監督署に相談しましょう。

「どうせお役所はこんな小さなことでは動いてくれないだろう」
「自分が報告したことが会社にバレたら怖い」

などと思っている人が多いかと思いますが、まったく心配無用です。

たしかに役所の中にはのらりくらりとしてなかなか動いてくれない組織もあります。たとえば市役所とか警察とかね。でも私の経験上、労基署保健所に関しては報告したらスピーディーに行動を開始してくれます。過去何度か経験がありますが、いずれも迅速に動いてくれました。

お役所に迅速に動いてもらうコツ

相手も人間ですから、気持ちよく動いてもらうためにはいくつかコツがあります。

  1. 要点をA4用紙1枚にまとめる
  2. 具体的・客観的な証拠や資料をなるべく多く用意する
  3. 自分のために動いてもらう感謝の気持ちを忘れない

要点をA4用紙1枚にまとめる

まず最初に相手(労基署の職員さん)に問題をすばやく理解してもらうため、告発文書としてA4用紙1枚のレジュメにまとめましょう。ダラダラと長い文章では理解しづらいし、忙しい人はまともに読んでくれません。最初に相手の心をキャッチするためにも、短く要点をまとめた箇条書き程度の文章がいいですね。

この書類がきっちりしてないと、労基署としても「これは違法だ」と自信を持って動いていい案件なのかどうかが分かりませんね。頭を使って丁寧に作成しましょう。

具体的・客観的な証拠や資料を

上述したレジュメの補助的な資料となります。より具体的に問題を明らかにするためのもので、これがあると説得力が増します。たとえばサービス残業についての記録とか、上司の違法な発言の録音などがあるといいですね。

ただしこれについてはレジュメで過不足無く説明が出来ていれば、必ずしも要求されないことも多いです。私も過去に報告した例では、A4用紙1枚の説明を郵送で送っただけで労基署は理解して動いてくれました。でもやはり証拠があればあるほど、労基署員さんとしては自信が持てます。

「俺個人がひどい目に遭った!」というような感情的かつ曖昧な表現ではなく、「この会社は具体的にこのような法令違反をしている」というように冷静かつ客観的な内容のほうが、労基署としては明らかに動きやすいですね。

感謝の気持ちを忘れない

役人さんへの感謝。これ大事です。公務員が相手だからといって偉そうに振舞っている人もたまにいますが、これは逆効果です。相手も人間です。感謝の気持ちを忘れず、「この人を優先して助けてあげたい」と思われるような態度で相談することです。直接の相談ではなく文書を郵送する場合でも、そうした相手を慮る気持ちを書き入れておきましょう。

どれくらいのスピード感で動いてくれる?

案件の規模・内容や労基署の忙しさにもよると思いますが、私が過去に通報した複数の例では、いずれも1~2ヶ月以内に何らかの具体的なアクションを起こしてくれて、会社に調査や指導が入りました。

匿名でもいいの?

相談やチクリは匿名でもいいの?
いいんです!!

「身バレ」を恐れて労基署に駆け込むことが出来ない人が多いようです。しかしそれは杞憂。お役所は当然プライバシーを守ってくれます。

どうしても心配なら、直接相談ではなくて、上述したレジュメなどの資料・告発文書を郵送で送ってもかまいません。それも匿名でね。

ただし匿名にするならば、なおさらよりいっそう、報告文書は丁寧かつ客観的に理解できる文書にする必要があります。信憑性の低い文書ではお役所としても動きにくいからです。

やらしい言い方をすれば、「これは確実に違法だ。しかもそこそこの規模の会社だから、ここを挙げれば俺の成績につながるぞ!」と思わせるような文書を送付することが大事ですね。誰だってどうせやるなら確実に裏取りできていて実績を稼げそうな案件をやりたいですよね。

保健所も同じ

保健所も迅速に動いてくれるお役所の一つです。各地域の保健所は飲食店や医療など公衆衛生全般を監督しており、いずれも人命に関わる場合もあるためか非常に迅速に動いてくれます。

保健所に何か相談・連絡・通報をするときは電話が一番よいでしょう。重大な事態の場合、郵送では遅いですからね。この電話も匿名で非通知でかけてもきちんと対応してくれます。もちろん名乗ってもいいですけどね。

たとえば、

  • 飲食店の不衛生な行為(例:肉が生焼けだった、レバーを生で提供していた、床に落ちた食材を使っていたetc.)
  • 医療機関の不衛生な行為(例:歯科医が患者ごとに手を洗ったり手袋を交換したりしていない、器具を滅菌している様子がない、歯科助手がレントゲン撮影をしている、注射器を使いまわしている疑いがあるetc.)

このような、どんな些細なことでも、「おかしいな」と思ったらすぐに保健所に通報しましょう。自分では確証が持てない場合、証拠に乏しい場合でも、とりあえず相談して判断を仰ぎましょう。むしろ素人が勝手に是非を判断するよりも、プロである保健所職員さんに相談して「こういうことを見聞きしたんですけど、衛生的にどうなんですかね?」と聞くのが正しいです。

保健所さんの対応はメチャ迅速で、早ければ当日や翌日に動いてくれたりします。お願いすれば、具体的にどういう対応をしたのか事後報告もしてくれます。

このように意外とお役所さんでも迅速に動いて、市民の味方をしてくれます。
どんな小さなことでもためらわず、みんなで声を上げて日本を良くしていきましょう!

参考リンク

全文表示 | 労働基準監督署にうまく動いてもらうための3つのポイント : J-CAST会社ウォッチ

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