Windows11の新しいパソコンを買ったのですが、イコライザーをいじろうと思ってスピーカーの拡張タブを開こうとしても、拡張タブがそもそも存在しない。realtek high definition audioのはずが「realtek audio」になってる。
ドライバ再インストールとか無意味です
これについていろいろググって、同じようなトラブルに遭遇している人も多数。Windows11に限らず、win10以前でも存在していた問題らしい。
で、そういう質問・相談に対してrealtekのドライバをいったん削除して再インストールしてみろだのなんだのといった回答が多く見られますが、それらは実際のところは全部が的外れです。
私なりにさんざん調べたり試したりした結論から書きますと、これグラボ(NVIDIA)とrealtekが競合してるのが原因である可能性が非常に高いと思われます。
私は今までずっと代々グラボなしでCPU内蔵GPUを使うパソコンを使ってきたのですが、それらのサウンド関係は必ずrealtek high definition audioであり、拡張タブもあってイコライザーも使えました。
グラボが原因っぽい
今回私が新調したパソコン、今まで使ってきたパソコンと違うのは、グラボ(GeForce RTX 3060)を積んだこと。で、そのNVIDIAのドライバ(HDMIやDPからの音声出力)がhigh definition audioの権利(?)を優先して取っちゃってるみたいで、realtek(ステレオミニプラグ出力)のほうが負けてるというか。サウンドの詳細設定画面は下記のような感じ。
私はモニタ内蔵のしょぼいスピーカーではなく外部の独立スピーカーを使っているので、ステレオミニプラグ出力(デスクトップパソコン背面にある緑色の端子)とスピーカーを接続しています。しかし今回、前述のようにその端子に当たっているrealtekのドライバは「high definition audio」ではなくノーマルな(?)Audioになっているため、拡張タブもないしイコライザーも使えません。
上記の画像の通り、NVIDIAのほうは「high definition audio」になってますね。だから競合でそっちが勝ってるわけです。Windows的にはhigh definition audioの地位(?)は一つのデバイスにしか割り当てられないのでしょうね、たぶん。
英語圏でも同じ問題でみんなググってる
というわけでグラボを積んだことによる音声出力ドライバの競合が原因だろうということはほぼ推測できました。実際、「NVIDIA realtek 競合」などのワードでググっている人はたくさんいるようです。日本語だけでなく英語圏でも同じようなので、この推測は間違いないでしょう。わりと昔から存在している問題のようで、解決策もないっぽい。NVIDIAの音声出力を無効にしてみたりしてもダメ。
今回のような不具合というか問題の原因は複数考えられます。
- Windowsが悪い
- NVIDIAが悪い
- realtekが悪い
- マザボ(今回の私のPCの場合はAsRock)が悪い
まあ大体この辺の可能性が高いでしょう。これら単独あるいは複数が混在したときの何かが原因でしょう。
早く解決されないかな…。
グラボドライバの再インストールは怖いからやってない
なお、マザボメーカーのサイトからrealtekの最新ドライバをDLし、グラボメーカーのサイトから該当グラボの最新ドライバをDLし、それぞれ再インストールすれば解決!というケースもあるらしいです。でも自分の場合はそれは怖いのでやってません。
今回選んだCPUがi7-13700FでGPU内蔵してないタイプなので、もし万が一グラボ関連をいじっておかしくなってしまった場合、映像出力手段がなくなってしまうからです。モニタに映せなければ復旧作業すらできない。なので私の場合はグラボ関連をいじるのは非常にリスクが高いので、試せません。Fじゃなくて普通に無印のi7にしておけば良かったかも。
追記
※ステレオミニプラグ出力(デスクトップパソコン背面にある緑色の端子)からスピーカーのプラグを抜いて、モニタ背面にあるオーディオ出力に挿すテストもやってみました。もちろん、これでも音が出ます。こうすれば音データはHDMIケーブル経由、すなわちNVIDIAのドライバ経由になるので「high definition audio」になるわけですが、やっぱり「サウンド」の設定ウインドウ画面において「イコライザー」のタブは表示されません。やはりオーディオドライバが二つ併存している競合が原因なんじゃないかと疑っています。
コメント
ヘッドフォンを買い替えてから、違和感しかなくて困ってる。