USJのクオリティがあまりにも酷かった

その他

人生で初めてのUSJに行ってきました。

これまで東京ディズニーランド(TDL・TDS)には何度も行ったことがあり、「高いな~ ボッタクリだな~」と思っていました。ところが今回USJに行ってみて「ディズニーが安く、お得に感じる!」という錯覚(?)を起こしました。

はっきり言って全てにおいて不満点しかありません。良かった点は何一つない。価格・行列・エクスプレスパスの悪辣さ・アトラクションのクオリティ・フードのクオリティ・設備のあれこれ・キャストの質・お土産品、全てひっくるめてトータルのコスパは「最悪」の一言です。マジで今までボッタクリだと思っていた東京ディズニーランドが神コスパのように思えてきました。

具体的な不満点

具体的に何がどう問題であってか、何が不満であったかを備忘録として詳しく残しておきます。本当にムカついたので長文になります。

価格のひどさ

これは皆さんご存知かと思いますが、「さすが大阪やな」と皮肉を言いたくなるくらいえげつない価格システム。入場券(1デーチケット等)は1万円前後とまあ想定内ですが、これを買っただけでは事実上、何もできないに等しい。後述する通り行列がエグいので「長時間ひたすら並ぶだけの権利を1万円で買う」みたいなものです。エクスプレスパスを買わないと、現実的にほとんど並んでるだけで1日が終わります。しかし、そのエクスプレスパス自体がまた非実用的で悪辣すぎたので、それについても後で詳述します。

行列のひどさ

人気アトラクションだと2~3時間待ちは当たり前。不人気アトラクションかつ空いてる時間でも30分待ちとか。狂ってます。「マリオカートが90分待ちなら短いほうだよ~」って、もう時間感覚が麻痺してます。おかしいよ絶対。3時間あったら東京から新大阪まで新幹線で着いて、なおかつランチ食い終わるくらいの時間じゃん。狂ってるって。厳しいって。

しかも、行列に長時間並んで乗ったマリオカートは「まあこんなもんか」という程度のクオリティ。しょせんVRだから、ゲーセンのライド型ゲームに毛が生えたようなもの。1回やれば二度とやらなくていいかなと思う程度のレベル。仮に待ち時間がゼロでも私ならもうたくさん。家のSwitchでマリカやったほうが100倍楽しいです。誇張抜きで。

あと行列の不満点として、館内がどこもアホみたいに冷房を効かせているので、寒くて寒くて凍えそうなこと。外は猛暑なので汗をかいていたところにこの極端な冷房のせいで体が冷えて、体調悪くなります。この寒さに数十分~数時間も耐える苦行。おそらく外国人向けの空調温度になっているのでしょう。特に欧米人は暑さ寒さに鈍感だというのは有名な話です。以前にハワイに行った時も「冷蔵庫か!」と思うくらいどこも冷房ガンガンで寒かったことを思い出しました。USJは値段も空調も日本人は無視です。お金持ちのインバウンド外国人様が最優先です。

エクスプレスパスが悪辣で使いづらい

エクスプレスパスにもいくつかの種類があるようですが、優先してもらえるアトラクションの数が増えれば増えるほど高額になっていく仕組み。

今回私が買うことが出来たのは4種類のアトラクションの優先権がついたものです。全てのアトラクションに乗れるパスはそもそも販売画面の選択肢に出てこなかったので売り切れていたのでしょう。

これがまた巧妙な仕組みになっていて、パスを使える時間はこちらでは選べず、システムが自動で選んだ選択肢の中から選ばないといけない仕組み。4つのアトラクションのうち2つが時間指定あり、2つがいつでも使えるものでした。この時間指定が絶妙に使いづらい。絶妙に嫌がらせのような時間帯を指定してくる。この時間指定のせいで縛られてしまうわけで、他のアトラクションに並んでいるうちにこの指定時間になってしまったら並んでいた列から離れるしかなく、時間の無駄になります。したがって、かなり綿密に考えて園内を回る計画を練らないといけません。しかし行列はナマモノなので、待ち時間は常に変動します。計画通りにはいきません。非常に使い勝手の悪いエクスプレスパスと言えます。

それからエクスプレスパスは最初の入り口のところでチェック(キャスト端末でレーザービームを充ててQRコードをスキャン)されて、その後進んだところですぐまた二度目のチェックが入ります。何のためにこんな近場で2回もQRコードをスキャンする必要があるのか、全く意味不明。かなり頭が悪い運用設計としか言いようがない。

また、アトラクションにもよりますが、私が使ったアトラクションでは、エクスプレスパスでショートカットできる距離はあまり長くありませんでした。エクスプレスパスを使うと最初の方の行列をスルーして途中から合流できる仕組みですが(これはディズニーランドと同じ)、その合流した後がまだまだ長い。そこが行列になっていると結局けっこう待たないといけない。エクスプレスパスの意味があんまりなく納得感が低い。これがディズニーランドのディズニー・プレミアアクセス(DPA)だともっとアトラクション乗り場のかなり近くで合流できるので、これはまだ高価だが納得感がある。

あと、導線設計がまた最悪。

長い待ち時間を経て、ようやく「説明画面モニタ」のところに到着し、注意事項などが画面などで説明される。「やっとか!」と思ったらそこはまだまだ途中でその後もまた長い待ち時間と行列が続く。たとえばマリオカートで言えば、帽子(サンバイザーみたいなやつ)が配られた後が長いです。サンバイザーのところまでは一列で並んで来てたのに、その後の広場みたいなところでいったん無秩序に広がって、広場の中ほどにいるキャストのところで群衆が殺到して詰まる設計。そこに我先にとみんなが詰めかける。これまで秩序だって並んでいたものがいったんリセットされて、非常に不公平感と怒りを感じる。もちろん、そこでは大なり小なりの小競り合いやストレスが発生する。その後にまた一列の行列に戻るのですが、あの途中でいったん無秩序になる広場の意味が全くわからない。

この導線設計をした人物のおつむの構造がどうなっているのか見てみたいものだ。

アトラクションのクオリティ

どれも本当にショボいです。特にVR系はマジでショボい。行列に並んでまで乗る価値なんかゼロですよアレ。VR系アトラクションよりも本当に家でSwitchやるほうがいいって。

ジェットコースターのような物理系アトラクションならもちろん遊園地ならではの価値がありますが、絶叫系が苦手な人ならマジでやることが何もありません。「園内の世界観を楽しむだけでもいい」とか思うかもしれませんが、大量の人・人・人で、世界観を楽しむどころではありません。まっすぐ歩くことも出来ません。マナーの悪い外国人だらけでストレス溜まるし。

絶叫系以外は子供だましのものばかりです。「子供でも楽しめる」ではなく「子供しか楽しめない」です。しかもその「子供」の意味はせいぜい小学一年生くらいまで、という感じ。ヨッシー・アドベンチャーなんて本当にもう笑うしかないクオリティ。「え? これだけ? これで終わり???」と呆気にとられるでしょう。60分並んでこれ?っていう。マジで馬鹿にしとんのか、とすら思います。幼稚園児ですら頭にハテナマークが浮かぶかも。

公式スマホアプリのクオリティ

これもまた最悪の作りで、ディズニーランドの公式アプリのクオリティと比べると雲泥の差。

まあとにかく使いづらいったらありゃしない。あの仕様や画面設計を考えたヤツを小一時間問い詰めたいくらい使いづらいUIと操作性。

特に問題だったのが、アプリからチケットを買おうとしたら、最終段階の決済ボタンを押した次の画面で「支払処理中…」という文言のまま、処理中を示すグルグルと回る画像が表示されたまま、30分放置しても結局処理が終わらなかったこと(本当は30分も待つ必要はなく、1分も待てば十分だと思います)。クレカの決済速報通知メールやUSJからの購入完了メールが届かなかったので単純に決済エラーだったようですが、エラー処理が甘いから「支払処理中」の画面のまま固まってしまったわけです。そもそも決済エラーを起こすこと自体が低品質の証。これまであらゆるネット通販だのなんだのでクレカ決済してきましたが、こんなことは初めてでめちゃくちゃイラつきました。(その後いったんアプリを閉じて、再度決済処理をしたら無事に買えました)

ググってみると同様の事例が過去にもたくさんあるようで、USJ側は既知の問題であるはず。さっさとアプリを修正して、エラーハンドリングをしっかりやるべき。

飲食のクオリティ

これは今回のUSJの中では比較的マシだったほうです。レストランや屋外の売店などはディズニーランドよりも数が多いように感じ、利用しやすいのは良い。

ただし値段設定が凄まじい。ディズニーをさらに上回るコスパの悪さ。ディズニーはまだ「高いけど美味しい」という感じがあるけど、USJは「高いし、そこそこ」くらいかな。しかし、この場合の「そこそこ」は、そこまで悪い意味ではありません。

エクスプレスパスのコスパの最悪さに比べれば、フード関連のコスパは「まだマシ」です。あくまでも相対的にまだマシなだけであることをご留意ください。

施設・設備のあれこれ

トイレが少ない。入場者数に対して足りてないと思う。

それと女性用トイレなのに「青い背景色に女性の人の形マーク」が入口に掲示されていました。なので、「青=男性用トイレ」だと思い込んで入り口にうっかり入りかけてしまいました。ワケのわからないポリコレ圧力に配慮したのか何だか知りませんが、普通に「男」と「女」で分かりやすく色を変えて欲しい。あるいは文字でも分かりやすく書いてください。あれでは間違えてしまいます。

それから寒い。とにかく館内がどこも寒い。前述した通り、屋内はどこも冷房が外国人設定の温度になっており、寒いです。外の猛暑と中の凍えるような寒さ。これを行ったり来たりして体に良いわけがありません。

SINGやジョージなどのショーを観ているときも、寒くて寒くてあまりショーに集中できず、楽しめなかった。

SINGのショー

そうだ、SINGのショーで思い出したけど、ほとんどのキャラクターは着ぐるみのデフォルメが強く効いており、人間っぽさをなるべく消す方向になっていましたが、なぜかハリネズミのAsh役だけはむしろ人間そのものに近いフォルム設定なのが謎でした。

そしてAshは本物のギターを持っているのですが、演奏は当て振りで実際には弾いていない。当て振り自体はいいのだけど、手の動き(運指)がめちゃくちゃなのはギター経験者から見ると非常に違和感があって気になる。当て振りであっても一応本当に弾く場合と同じ指の位置・動きにしてほしい。高音ギターソロが鳴ってるのに、5フレットあたりでネックをぐっと握ったままとか、おかしいでしょそれ。つまり厳密に言うと「当て振り」ですらなく「当ててない振り」になってました。

歌は当て振り(口パク)なのか、それとも本当に歌っているのか、区別つきませんでした。普通に考えれば口パクにするのが合理的だと思いますが、本当にライブで歌っているようにも感じました。

キャストのクオリティ

これはもう誰がどう見てもディズニーランドとの圧倒的な差を感じるでしょう。量も質も比較になりません。

まず量(人数)ですが、TDL・TDSなら至る所にキャストがいて、何か困ったことがあればすぐ聞ける。すぐ助けてくれる。しかしUSJではなかなかその辺に「野良のキャスト」がいない。基本的にアトラクションの入り口付近にしかない。それすらも数が少ない。

そしてその数少ないキャストの質も悪い。何か質問しても、ポンコツが多くて要領が悪い。ディズニーランドのキャストならすぐに当意即妙の答えが返ってくるが、USJのキャストは何を聞いてもいまいちピントがずれていてもどかしい。

ディズニーランドでは行列の途中途中にもキャストさんが立っていて、何か緊急事態(たとえば体調不良とか、トイレに行きたくなったとか)があれば即座に対応してくれます。しかし、USJでは2時間の行列中、途中で必ず立ち止まる必要がある場所(説明画面モニタがある場所など)を除き、なんでもない場所にはキャストが一人もいない。したがって、途中でトイレに行きたくなったのであろうと思われる人が、行列を逆流して歩いていくのを何人も見ました。鎖を外して行列から抜けさせてくれるキャストがいないため、今まで来た順路をそのままなぞって逆に歩いて行かないと外に出られないのです。これは本当に酷い、ホスピタリティの欠片もないなと感じました。

それからディズニーランドでは清掃スタッフもあちこちにいて、ゴミが落ちようものなら即座に掃除されます。しかしUSJではパレードか何か?で使われたと思われる銀色の紙吹雪が、通路に大量に散らばったまましばらく放置されてました。ディズニーランドではありえない光景ですね。

お土産品

これがある意味で最もびっくりしたかもしれない。

「他の全ての観光地のお土産価格が安いと感じてしまうくらい高い」

とだけ書いておきます。
実際、USJ以降は、大阪のあらゆる場所でのお土産屋さんで「安っ!」という錯覚を起こしてしまいました。

ただ、なぜかTシャツだけはそんなに高くなかったのが謎。

総論

トータルで結論をまとめると「もう二度と行きたくない」で終わりですね。チケット(最小限のエクスプレスパスを含む)だけで家族四人で8万円以上。その他、園内で支払った飲食代・お土産代などを合わせれば10万円でも全然足りない。この金額であの体験は最悪のコスパでした。

仮に「次回は無料でご招待!」とか言われても、もう二度と行きたくないレベル。
それでお察しください。

もし私がUSJの経営者だったら、入場チケットをあまり高くしすぎずに詰め込めるだけ人を詰め込んで、エクスプレスパスを買わないと実質的にほとんど何もできないようにして、高額なエクスプレスパスをバンバン売りさばきますね。人がたくさんいれば飲食でも物販でも儲かるしね。そのほうが経営合理的。

まぁ、現在すでにそんな状態に近いなと私は感じましたけどね…。

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