上記動画をご覧ください。
サンセットスタジオTVさんというYouTuberカメラマン?の方の動画です。ソニーのα7IIIを使っていて、撮影したデータが飛ぶ(消える)などのトラブルに遭遇しているようです。
ナカモトダイスケ@サンセットスタジオTV(@nakamotoskywalk)さん | Twitter
私も発売日に購入したα7IIIのユーザーなのですが、使用頻度が低いためにまだこのような致命的トラブルには遭遇しておりません。でも可能性は考えられるなぁと思うところがあります。
以前の記事でも書きました通り、このカメラは(私の保有個体だけかもしれませんが)レンズの脱着が固くてスムーズでなかったり、他にもいろいろ使い勝手の部分で不満な点が多々あります。
今回冒頭でご紹介した動画のようなトラブル事例があったり、それに対するソニーサポートの対応がユーザを舐めていたりと、ちょっとソニーに対して不信感がありますね。
「SanDisk製のSDカードとの相性が悪いからソニー純正のSDカードを使え」ということをサポートは言っているようですが、これはもう言語道断です。SDカードというのは統一規格なのだから、どのメーカーのものでも同じように動作しないとおかしい。それに、そもそも一般的に広く信頼されているSanDiskのSDカードですら問題が出るとしたら、それはカメラ側が悪いんじゃないですか? 聞いたこともない中華メーカーの粗悪品ならいざ知らず、世界で最も信頼されているメーカーの一つであると言えるSanDiskですらダメって、おかしいでしょう。
やっぱり信頼できるのはNikonか?
ソニーのカメラで結婚式や子供のイベントなど、絶対に失敗できない場面を撮るのはまだまだリスクが高そうです。
じゃあキヤノンだったらどうか? 実は私はα7IIIを買う前はずっとCanonユーザで今でも並行して使っておりますが、EOS 6Dmk2は買って一週間以内にシャッターボタンを押すと電源が落ちるという不具合が発生し、修理した経験があります。修理代金はさすがにかからなったと思いますが、送料で数千円払った記憶があります。こちらに一切落ち度はないので1円も払いたくなかったのですが、もう文句を言うのも面倒だったので黙って払いました。でも納得はしていません。
となると、残るはNikon。ニコンユーザーで致命的なトラブルに遭遇したという事例は、少なくとも私の周りでは聞いたことがありません。ネットでもNikonに怒ってる人はあんまり見たことないですね。そういえば私のウェディング・フォトを撮ってくれたカメラマンさんもNikon使ってました。
私自身はコンデジも含めてNikonを一度も買ったことがないので完全に伝聞とイメージのみですが、Nikonは信頼性が高いなぁという印象を持っています。
やはり絶対に失敗が許されない状況での撮影には、NikonあるいはせめてCanonで、それも最新鋭の機種ではなく、発売されてから1年以上は経って評価が定まった安定機種を使って臨むのが無難で安心なのではないかなぁと思います。発売後1年も経てば、たいていの不具合やエラー報告もネット上に出揃い、場合によってはファームウェアのバージョンアップなどもリリースされていることでしょう。
私も再現を狙ってみる
今回の動画で紹介されているα7IIIでのデータ消失事例は非常に興味深いので、私もこれからヘビーに使ってみて再現実験をしてみたいと考えています。
2018/12/7 追記
ソニーさんから動きがありました!
簡単に要約しますと、
- α7R III および α7 IIIにおいて、繰り返しお使いのSDカードでRAWデータの書き込み中にまれに動作が停止する事象が起きる。
- 管理ファイルが壊れるだけで、画像そのものが壊れるわけではない(書き込み中に停止した画像は除く)。
- 管理ファイル修復で直せる。
- この事象を発生させないようにするファームウェアを準備中。
ということだそうです。
これまでネットで報告されていた多くの事象と完全に一致するわけでもない気がしますが、とりあえずこれで解決するといいですね。
私が今までこのトラブルに遭遇しなかったのは、RAWは一切使わずにJPEGオンリーだったからかもしれません。
ところでこの「繰り返しお使いのSDカード」という表現が引っかかります。何回か使ったSDカードではダメなのでしょうか? 繰り返し使ってないSDカードなんて、新品で買って最初の1回目だけですよね? 「データ破損を避けたければ、毎回新品のSDカードに交換しろ」とでも言うのでしょうか? 「繰り返し」の具体的な基準も曖昧だし、どうも腑に落ちない表現ですね。
2018/12/18 追記
最新のファームウェアが提供開始されました!
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