コーヒーに関する健康関連のニュースって定期的に発表されますよね。
「健康に良い!」
「いや健康に悪影響だ!」
これを交互に繰り返し見聞きしている気がします。
で、最近気になったのが、コーヒーと結石(腎結石・尿路結石)との関係です。
調べてみると、大きく分けて3種類の主張があるらしい。
主張1:ブラックで飲むと結石ができる
コーヒーには結石の元になるシュウ酸が含まれているので、ブラックで飲むと結石ができる。でもミルクを入れればミルク中のカルシウムとシュウ酸が結合して中和されるので結石予防になる、という説。
一見もっともらしい説で、大企業のオムロンでさえそう主張しています。
【参考】尿路結石も生活習慣病 | 健康・医療トピックス | オムロン ヘルスケア
コーヒーのシュウ酸ではなく、カフェインが原因だとする説もあります。
【参考】尿路結石はコーヒーや緑茶の飲みやぎが原因?結石ができやすい食べ物や飲み物のまとめ
主張2:コーヒーは結石リスクを低下させる
これは主張1とは真逆の説。
むしろコーヒーは結石のリスクを大幅に低下させるという論文・研究があるとのことです。
おおむね2~3割、結石患者が減るとのこと。
【参考】腎結石の患者さん,今まで間違った指導をしてきてごめんなさい | 五本木クリニック | 院長ブログ
主張3:コーヒーと結石は関係ない?
これはヤフー知恵袋に投稿されていた質問の中にあった情報です。
なんでも喫茶店オーナーによると、コーヒーはシュウ酸が分解される200℃以上の高温で焙煎されるため、シュウ酸が残らない=結石とは関係ない、ということだそうです。
【参考】コーヒーをブラックで飲むと結石ができるからミルクを入れなさいと、看護学校で… – Yahoo!知恵袋
結局どうすればいいのか?
いずれの主張もそれなりに論拠があり説得力があるように思えます。
しかしどの場合でも共通して言えそうなことは、とにかく「プレーンな水」を多めに飲むのが大事であろう、ということです。それもミネラルが多い硬水ではなく軟水のほうが良さそうですね。
コーヒーに限らず、どんな飲み物・食べ物であれ、結局は飲む量によって毒となるか薬となるか変わってきます。まあ1日1杯程度など、飲みすぎなければブラックだろうが何だろうがそう心配することもないような気がしますね。
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