データ用ドライブの使用領域の合計サイズが明らかにおかしかったので調査した

ネット&デジタル

Windows11にて、SSDのシステムドライブ(Cドライブ)とは別に、データ保存用のHDDドライブを2つ増設しています。

このデータドライブのうち1つで、「Windowsエクスプローラー上でドライブを右クリック→プロパティから得られた合計サイズ」と「そのドライブ中の全フォルダを選択して右クリック→プロパティから得られる合計サイズ」が一致しないという事態が発生。しかも、その差が1TB近くもある。つまり、自分が意図しているよりも1TB近くも無駄にドライブ容量を圧迫している。それが何に使われているのかも分からない。

そこでChatGPT-5.2の助けを借りて、原因を調査しました。

いろいろ端折って結論から書くと、VSS(シャドウコピー)が作られてしまっていたのが原因。これは「隠しファイルを表示する」という設定にしても見えないものらしい。だから今まで普通のやり方では発見できなかった。

VSS 使用量確認(管理者 PowerShell)
vssadmin list shadowstorage

上記コマンドを管理者権限で開いたPowerShellで実行することにより、原因が可視化されました。サイズもばっちり一致。

なぜデータドライブにシャドウコピーが作られてしまったかの原因についてもChatGPTに質問したところ、おそらく過去にAcronisでシステムドライブのバックアップを取得した際、保存先として該当のデータドライブを指定したことだと思われます。

これは異常ではないが運用上は明らかにサイズが大きすぎるとのことで、容量上限を設定することに。Acronisを二度と使わないなら削除しても良さそうですが、とりあえず上限設定で様子を見ることにしました。

vssadmin resize shadowstorage /for=D: /on=D: /maxsize=100GB

上記をPowerShellで実行。「D」となっている部分はドライブレターなので、各自の環境に合わせて適宜変更してください。

この結果、無駄に食われていた容量が減って、ドライブの空き領域が増えました。
一件落着。

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