今さらだけど、AIが世界を変えることを確信した

ネット&デジタル

本当に今さらなんですが、AIの進歩が加速度的に進んでおり、思っていたよりも早く世界を変革するのだということを確信しました。

以前、まだChatGPTが話題になり始めたばかりの頃。無料版で試してみたことがありました。その時の感想は、「フーン。まあまあかな。でもまだまだ粗いし遅いな。話題のAIってこんなもんか」という感覚でした。だから、GPT-4の登場で界隈がさらにザワついている時もあまり興味が持てずスルーしておりました。

ところが最近、ふとYahoo知恵袋を見ると、「Yahoo!知恵袋 公式回答AI」というものがテストされている。質問を投稿すると、OpenAIのGPT-4で作成した回答が表示されるとのこと。

これは本家でテストするより楽で便利そうだぞ、と思って試しにいくつかの質問を投稿してみました。結論から言うと「驚愕」ですね。どの質問にも的確な回答がすぐさま表示される。質問の意図を汲んで求める答えを返す精度は、ハッキリ言って人間の回答者以上です。まあ知恵袋の回答者自体がそもそも…というツッコミはあるかもしれませんが、それにしても凄く精度の高い回答がバンバン返ってきます。

文字数も無駄がなく短くまとまっている。人間の回答者のようにグダグダとまとまりのない文章を書いたり、要らん説教をしてきたりすることもない。快適の一言です。しかもこれがほぼ待たずに瞬時に実現されるのですから、便利としか言いようがない。

AIによる画像生成やリアルタイム動画加工などもすさまじいことになっていますが、やっぱり文章の意図を汲んだり人間と応答したりするのって、従来コンピュータは苦手な分野だったはずなんです。それがこのクオリティ。ある臨界点を超えてきたな、と感じます。シンギュラリティ(技術的特異点)到達は2045年と予測されているそうですが、これはもっともっと早いですね。なんなら今年(2024年)含めて、3年以内に到達する可能性がありそうな気がしています。

GPUなどハードウェアの性能も今後さらに上がっていくし、これはもう人類は次のステージに到達しますね。プログラミングもほとんど自動化されるんじゃないかな。農業など食糧生産の分野でAIが活躍すれば、人間が働かなくても食っていける世界も来るかもしれませんが、果たしてどうなることやら。

まあ少なくとも事務処理的な分野とかはAIの独壇場ですね。一般的なサラリーマンがやってるような事務や経理処理などは当然のこと、専門家の出番も大幅に減るでしょう。行政書士だの税理士だのはAIによっていつか駆逐される…と何年も前から言われ続けてきましたが、GPT-4の精度を見る限り、士業が不要になる時代は前倒しされるかもしれません。少なくとも単純な代書屋・代行屋みたいなのは潰れますね。「どれだけコンピュータが進化しても、クライアントの相談に乗って的確なコンサルティングができるのは人間だけ」とかいう意見も、もはや古くて時代遅れの思想ですね。AIの進化を分かっていません。

ただし!

AIはまだまだ発展途上であることを忘れてはいけません。明らかに間違った情報を堂々と表示することもよくありますので、自分でも出典をよく確認したり、複数のソースを当たってみることが大事です。AIもしょせん既存のネット情報を人間の代わりに検索してまとめているだけですので、そのネット情報が間違っていたりAIの参照時点が古ければ、間違った情報が結果として表示されます。

たとえば、某社のAIに「藤井聡太は現在何冠ですか」と質問したら、正答の「八冠」ではなく、「三冠」とか「五冠」とか質問するたびに間違った答えを表示。訂正情報を何度教えてやっても学習しない。挙句の果てにはAIが逆ギレし、「もう、この会話はここで打ち切ります」的なことを言ってシャットアウトされてしまいました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました