NECのルーターとBuffaloのルーターをメッシュWi-Fiで簡単に接続できた(※追記:メッシュ運用で大問題発生)

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今までずっとバッファロー社製のルータを使ってきたのですが、今回思うところあってNEC製の「Aterm WX5400T6」というルータを買ってみました。本当はもっと上位スペックの機種を買いたかったのですが、ハイスペック機はいかんせん発売日時が2年前などやや古いものばかり。そこで、あえてスペックよりも新しさを優先し、最新のWX5400T6を購入しました。

まさかの異なるメーカー同士でメッシュ接続が一発楽勝

これまではバッファローのルータ2台(同じ型番)でメッシュWi-Fiを構築しておりました。

で、今回購入したNECのAterm WX5400T6と、これまで使っていたバッファローのルータをメッシュWi-Fiで接続できたらいいなぁと思って試してみました。

結論から言うと、何の苦労もなく一瞬であっさりつながってしまいました。型番が違うどころかメーカーすら違うルータどうしの接続という状況なので、どうせ面倒臭いことになるんだろうな…と思っていたので拍子抜けです。

Aterm WX5400T6を親機として、バッファロー側を子機として、両者はLANケーブルで有線接続です(うちは、家の各部屋にLANケーブルを配線してあります)。親機側は出荷時点でメッシュWi-FiがONの設定になっているので何もすることなし。子機側は、マニュアルに載っている「エージェントとして使用する」の項目通りに設定するだけ。本体裏のスイッチ状態を確認し、つまようじでリセットボタンを押して、ほんの数分待つだけの作業です。

電波強度が改善されたことを確認

IOデータの「Wi-Fiミレル」というスマホアプリで電波強度を調べてみました。これまで最も電波が弱かった部屋(信号強度が20~30)にメッシュWi-Fiの子機となるルータを設置したところ、信号強度が80~90になりました。メッシュWi-Fiが正常に作動しているということです。

とても簡単だったので、余ってるルータ(もちろんメッシュWi-Fi対応製品)をお持ちならば、ぜひオススメです。

2024年8月22日追記 メッシュ運用で致命的な欠点あり

NEC製ルータ Aterm WX5400T6の致命的な欠点が判明しました。

メッシュ接続している状態だと、Wi-Fiの周波数帯SSIDを個別に任意で選んで掴めないんです! 2.4GHzと5GHzと6GHzの3つの電波をまとめて1つのSSIDになってしまう(5GHz用のSSIDを代表してまとめSSIDとして使うようです)。説明書を読むとこれは仕様であり、設定ではどうしようもありません。これは大問題。

たとえば、「このスマホはいつも5GHzの電波を掴みたい」とか「これはいつも6GHzを掴ませたい」とか、あるいは「この機器は2.4GHzにしか対応してないので、それで固定したい」とか、「この機器はルータから遠い部屋にあるので確実に2.4GHzを掴みたい」などの要望があるわけです。

しかし、WX5400T6では前述のとおり、メッシュを組んでいると、それが不可能。超不便です。バッファロー製ルータはメッシュを組んだ状態でも2.4GHzと5GHzそれぞれのSSIDを独立して運用できたのに、なぜNECはこんな謎仕様にしてしまったのか…。

仕方がないので、せっかく組んだ「NECルータ+バッファロールータ」のメッシュを解消し、バッファロールータのほうは単純なアクセスポイントとして使うことにしました。こうすることで2台のルータとも各周波数別にSSIDを掴めるようになりました。その代わり、メッシュではなくそれぞれ別のWi-Fiネットワークになってしまうので、バッファロールータ近くに来た時はバッファロールータ側のWi-Fi(SSID)を掴みたいわけなのですが、上手く切り替わらずに遠くにあるNECルータの弱い電波を掴み続けたまま離さず、上手く切り替わらないことがあったりして非常に不便になりました。

やっぱりメッシュ運用だと楽な部分があるので、NECさんにはぜひ「メッシュ運用時でもSSIDを個別に掴めるように」仕様を改善してほしいです。バッファロールータでは実現できているので、技術的な問題はないはずです。

欠点:AQUOS sense 7 だとメッシュ運用で問題発生

ちなみになんですが、上記メッシュ問題に付随すると思われる不具合があります。ウチにある複数のスマホのうち、AQUOS sense 7 だけが、WX5400T6をメッシュ運用しているとき(=SSIDを周波数別に選べないとき)に、Wi-Fi電波を上手くつかめない現象が発生しました。頻繁にWi-Fiが途切れて4Gや5Gのモバイル電波のほうを掴んでしまいます。

前述のとおり、メッシュを解消したら即座にこの問題は解決しましたので、やはりNECルータのメッシュ仕様にはいろいろ問題がありそうです。バッファロールータ2台でメッシュ運用していたときにはAQUOS含め全てのスマホでWi-Fiを問題なく使えておりましたので、間違いなくこのNEC WX5400T6でメッシュ運用した時だけ問題が発生するという切り分けが出来ております。

欠点:ゲストポートがない

バッファローのルータではゲストポート機能がありました。たとえば子供の友達がゲーム機を持って来て「Wi-Fiにつながせてくださ~い」と言う場合などに便利な機能です。

しかしNECのAterm WX5400T6ではこのゲストポート機能がない。超不便。

Wi-Fiを貸すことの危険性をよく分かってない人などは、普通に家族が接続するのと同じ方法でWi-Fiを提供してしまっているようですが、危なすぎです。たとえばWi-Fiを貸した相手がネットに脅迫文などを書き込んだら、その責任はWi-Fiを提供した側(回線の持ち主側)になってしまう可能性が非常に高いです。だから、通常のWi-Fiを他人に貸すのはご法度で、ゲストポート機能を使って一時的に開放してやるのが常識です。

そのゲストポート機能がないNECのルータって、いったい何を考えてこんな仕様にしたのでしょうか…。

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