インターネットが普及してからもう25年くらい経つでしょうか。四半世紀です。パソコンやスマホのおかげで、最近はだいぶペーパーレス化も進んできて、コピー機業界や印刷業界なんかはかなり苦しいみたいですね。マイナカードの普及も進んで、あらゆることが電子化してきて便利になりました。
公式ソニーストアで買ったのに…
私は先日ソニーストアで通販してみました。ソニー公式通販を利用するのは初めてのことです。ソニーといえば先進的でスタイリッシュなイメージがあります。しかし届いた商品に同梱されていた「重要」と書かれた紙に啞然。
まあ簡単に言うと「長期保証を受けるには明細書と保証書の提示が必要だから大切に保管しろ」とのこと。
いやいやいやいやいやいや。もうね。なんでいまだに紙?と。商品本体にシリアル番号が記載されていて、公式ストアにそのシリアル番号での購入履歴があるのだから、その購入者本人からの修理依頼なら紙は要らなくね?って思うのですが。
これがたとえばどこかの小売店で買った個体ならば、盗まれたりした可能性とか、転売や譲渡などでファーストオーナーではない人物が修理や保証を依頼してくる可能性も考えられます。その場合は「ファーストオーナーとしての購入証明のため、保証書を提示しろ」と言うのもまだ分かります。
しかし繰り返しますが、ソニーストア公式通販で買った個体(=ストア側で販売した日時もシリアル番号も把握してる)なのに、「修理や保証には紙(保証書と明細書)を提示しないとダメ、そのために5年間は紙を保管しておけ」とか、まあちょっとアレなんじゃないかと私は思いますよ。
この程度の進歩をするのにあと50年くらいかかるん?
今、いつだと思ってんの?と。ネット普及してからもう25年くらい経ってますよ?と。私はこういう思い(=紙とか無くそうよ、全部ネットで電子化できるよね)を2000年くらいの頃からずっと思ってましたが、まさか2023年になってもいまだに「紙! 紙を数年間保管しといて!」がまかり通っているとは予想していませんでした。国民の大多数がスマホを一人一台以上持ってるこの世の中で、ですよ。
しかもそれが「先進的」なイメージのあるソニーがやるなんて…。
残念すぎます。
まあソニーはキャッシュバックキャンペーンでも「箱を切り取って保証書のコピーを台紙に貼り付けてプリンタで封筒を印刷して郵送で云々…」とか、とんでもなく昭和スタイルな要求をしてきますけどね。
旧来の保険証廃止に抵抗している勢力とかもそうですけど、こういう人たちのせいで無駄なコストと手間がかかりまくり、改革はなかなか進まないんですね。昭和中期~後期の成功体験のまま思考が止まってるから、最近の日本は世界各国に後れを取っているのでは?
普段やたらと「SDGs! 環境ガー!」と騒いでいる人たちって、なぜかこういう今すぐなくせるはずの無駄(無意味な紙の乱用など)には文句言わないんですよね。不思議。
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