キヤノンのフルサイズ一眼、6D Mark2を買ってきました。
ついでにそれとあわせて、タムロンのSP24-70mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A032E) も同時購入。純正の24-70 F2.8Lでも良かったのですが、あちらは手ブレ補正がついてないのであえてタムロンにしました。かつてタムロン28-75の色味も好きだったので。
まだテスト撮影しかしていませんので画質云々は置いておいて、物理的なレビューを初発の感想として記しておきます。
重すぎて手首痛い
まず最初に言いたいのは、重い!! デカい!!
笑っちゃうくらい重いです。手が滑って落としでもしたら、確実に一発でどこかが破損するであろう重さです。
これまでメインで使っていたのは6Dと純正24-70 F4L IS USMだったのですが、それもまあまあの重さ。首からストラップを下げているとレンズの重さで下向きにお辞儀してしまうくらい重かった。それでもまあなんとか許容範囲でした。
しかし今回の6Dmk2とA032の組み合わせは地獄のように重い!!
6Dも6D2もボディの重さは両者ともほぼ同じなので、レンズの重さの違いですね。まあF2.8のズームレンズですから重くて当然なのですが、実際持ってみるとそのズッシリ感は凄いです。レンズ側が極端に重いので、首から提げて手を放した場合の「レンズお辞儀」の角度も45度を超えています。下手したら真下に近いくらいレンズがお辞儀してしまいます。
なにしろそれを装着した状態で、6D2の初期設定(時刻とか)をほんの10分程度いじっていただけで、手首が痛くなったほどです。これはかなりツライ。
SP24-70mm F/2.8 Di VC USD G2(Model A032E) はフィルター径が82mmもあるので、保護フィルター代だけで8000円! 大口径レンズは重い・デカい・金かかるの三重苦です。
6D2は「フルサイズにしては軽い」ですが、やはりAPS-C機や入門機と比べると激重&超デカいです。ましてや最近主流になりつつあるミラーレス機なんかと比べると、体感で2~3倍くらい重さや大きさが違う印象を受けます。
ましてやそこにF2.8ズームなどという巨砲をつけたら、スマホ世代の方から見れば馬鹿みたいにでかく重くなります。
6Dや6D2にそれなりの性能のレンズをつけようと思ったら、冗談ではなく本気で筋トレが必要と考えたほうがいいでしょう。持ち歩く体力、撮影する腕力が要ります。
軽さ小ささを最優先で求める人は、今後の主流はミラーレス機ですからそちらを検討しましょう。ただし現状ではキヤノンのミラーレス機は明らかに他社と比べて遅れていると言われています。ミラーレスならソニー・オリンパス・パナソニック辺りから選んでおいたほうが無難かもしれません。
操作性はイマイチか
各種ダイヤルの回し心地、ボタンの押し心地はベストではないですね。ちょっとスムースさに欠けるというか、安普請な感じがあります。ここはコスト削らないで欲しかったです。
メニュー構造や設定項目はいつもお馴染みのCanon定番で、使い慣れている人にとっては全く問題ありません。
シャッターフィーリングは悪くありません。ただシャッターボタンがやや小さすぎるかな? 昔のAPS-C機はもっとシャッターボタンがデカかった印象があるのですが、記憶違いかもしれません。
高速連射は想像以上に遅いです。「バラララララ!!」とは撮れません。「パシャパシャパシャ…」という感じです。高速で動くものを連射で撮る用途にはちょっと厳しいかもしれません。
ファインダーは進化してる
これは6Dと比べて明らかに大幅に進化して、使いやすくなっています。表示される情報量が多く精細さもあり、見やすいです。しかし最近はEVFがものすごいスピードで進化してきており、このままではOVFの利点すなわちレフ機の利点は見出せなくなってくるかもしれません。
視度調整ダイヤルの調整できる幅が狭い感じがするのですが気のせいでしょうか。もしかしたら自分の視力が衰えて視度の調節がしにくくなっただけかもしれません。
液晶もいい
6D2の最大の売りと言ってもいいのがバリアングル液晶でしょう。私もこれがなかったら5D系あるいは逆に他社ミラーレス機を買っていた可能性が高いです。
これはいろいろ便利でしょうね。ただ諸刃の剣でもあって、サイドに開いて飛び出る分、何かにぶつけたりしやすくなるし、支えてる軸部分に負担がかかったら簡単に壊れそうだし、そういう心配というかデメリットもあります。
また人によってはバリアングルではなくて上下方向だけに動くチルト液晶のほうが良かったという声もあるでしょう。実際私もコンデジではチルト液晶で非常に便利でメリットのみ感じておりますが、バリアングルではメリットとデメリットが両方あると感じます。
画質などはこれから検証
画質や、実際に撮ってみての印象や問題点などはこれから徐々に検証していきたいと思います。
価格はまだちょっと出たての割高感があるのは否めませんが、かと言って値下がりを待ち続けているうちに古くなってきたら元も子もありません。ボディ単体なら税込みで20万円を切ってくれば、とりあえず早めに買って「新機種感」を味わうのもいいと思います。新機種感を急いで体験しなくてもいい!という場合は税込み17万くらいまで下がるのを待つか、あるいは安くなった初代6Dを買ってもいいかもしれませんね。
以上、取り急ぎ買ってすぐに感じた初発の感想だけを書きました。これから買おうと考えている方の参考になればと思います。
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