今年(2023年)の確定申告がウルトラ超絶簡単になっていた

ネット&デジタル

今年(2023年)の確定申告(ネット作業)が去年よりさらに進化してましたので記録しておきます。

昨年(2022年)までとの比較

昨年の確定申告は大変でした。こちらの記事でも書いた通り、私は昨年(2022年)の確定申告では個人的にはマイナンバーカードを使ったe-Taxが初めてでした。なので、まずマイナポータルにて各種サービスとの連携やら何やらの下準備がものすごく大変で、とても時間がかかったものです。その前(2021年)まではネットで確定申告書類を作れる「確定申告書作成コーナー」は使っていたもののマイナンバーカードを持っていなかったため、最終的には電子送信できずに紙でプリントアウトして郵送していました。

で、まあ昨年(2022年)は延べ10時間くらいは費やしたんじゃないかな?という感じ。だったのですが、今年はなんと5分くらいで終わりました。マジでほとんど何もすることがない。昨年にマイナポータルとの連携やら何やらの下ごしらえも終わっていたこともあり、今年は昨年のデータ(.dataファイル)から引き継いだ情報を元にクリックしていっただけ。ところどころ足りない情報を補完しましたが、それもほんのわずか。最終的にデータを電子送信するだけなので、プリンタも要らないし税務署宛てに何か郵送する必要もない。

数年前はふるさと納税の寄付証明書を何十枚も1年間ずっと保管しておいて、その情報を全部確定申告書作成コーナーにて手動で入力して、最終的に郵送して…と馬鹿みたいに手間がかかっていました。それがいまやマイナポータルとふるさと納税ポータルサイトとの連携により、電子寄付証明書を添付するだけでOKになりました。もはや比較にならないほど楽。原理的にミスもなく正確だし。

住宅ローン控除の部分だけなぜか自動ではエラーに

住宅ローン控除に関する情報もマイナポータルと連携してあるのですが、そこだけはなぜか自動では上手くいかずエラーとなりました。でもマイナポータルサイトにて事前にダウンロードしておいたXMLファイルを手動で指定して、すんなり上手くいきました。

マイナンバーカード認証の回数も減った?

昨年(2022年)の確定申告では要所要所で何度も繰り返しマイナンバーカードをスマホのNFCで読んで認証するという作業をさせられて辟易しました。でも今年(2023年)は1~2回しかなかったんじゃないかな? とにかく簡潔で楽でした。

PCとスマホの併用がたぶん一番楽

国としては「スマホで確定申告」を推していきたいようですが、パソコンを持っているならやっぱり画面が広く操作もしやすいパソコンで確定申告するのが最も楽で効率いいと思います。スマホはあくまでもNFC機能を使ってカードリーダー代わりに使うだけ。もちろん、スマホしか持ってない方はスマホで確定申告やっても昔と比べれば超絶楽です。

税務署や確定申告相談会場に行くのは時間の無駄

この時期になると税務署や確定申告用の特設会場に行って長蛇の列に並んだ…みたいな話をよく見聞きします。

なんで???って思います。物理的に会場に行くことに何の意味があるのでしょうか? スマホも持ってないようなお年寄りならまだ分かりますよ。でも若くてスマホ持ってる人がわざわざ直接そういうところに出向いて長時間待って確定申告するとか、時間と手間と労力とお金の無駄です。何の意味もありません。

自宅にいたままスマホやパソコンで確定申告できるのだから、ネットでやりましょう! 確定申告なんか難しくもなんともないです。「なんか難しそう」と勝手に思い込んでる人がいますが、小学生でもできるくらい簡単です。マイナンバーカード持ってたらマジで超絶楽です。マイナポータルから確定申告を選んで申告作業してください。

もし仮にマイナンバーカードをまだ持ってなくても、それでもネットで「確定申告書作成コーナー」を使ってください。e-Taxにて電子送信まではできませんが、確定申告書作成コーナーにて作成した書類をプリントアウトして税務署に郵送するだけです。わざわざ行く必要ないんです。自宅にいたまま確定申告できるのに、なんでわざわざカネと時間を使って確定申告しに行くのか理解できません。

繰り返しますが確定申告は簡単です。「難しい」とか「大変そう」という思い込みを捨てましょう。自力でやれるほど簡単だし、仮に分からないことがあればネットでググればいいだけです。

確定申告ではなくて帳簿整理が大変なだけでしょ

「確定申告は大変だ~大変だ~」と毎年嘆いている方々の意見を見ていますと、どうやら確定申告と経理作業(帳簿整理)を混ぜこぜにして語っていることが非常に多いようです。

確定申告をする方は大きく分けて二種類いるでしょう。

1つは、普通のサラリーマンなどで本来は確定申告が不要(会社の年末調整だけでOK)だが、ふるさと納税やら住宅ローン控除やら医療費控除やらの関係で、確定申告が必要になる場合。これはこの記事で書いた通り、超絶簡単に終わります。難しいことなんかなーんにもありません。

で、もう1つ。それは個人事業主として確定申告する場合。主にこの人たちが毎年「確定申告は大変だ!」と大騒ぎしていることが多いようです。でも、彼らの主張を見てみると「領収書が云々」とか「帳簿や計算が云々」など、経理に関することで大変だ大変だとブーブー言っている。

だからそれは「確定申告が大変なのではなくて、経理をきちんとやってなかったから大変なんでしょ」とツッコミたくなります。経理って日々コツコツやるものであって、1年間サボってため込むから大変なんです。日々まじめにコツコツやっておけば大した作業でもないのに、1年分も溜め込んだせいで領収書を紛失したり、何にどうお金を使ったのか忘れたり、計算が合わなくなったりするんです。

繰り返しになりますが、確定申告自体はめちゃくちゃ簡単です。この記事にも書いたように、マイナンバーカード&e-Taxのおかげで、手間もコストも劇的に楽になってます。

確定申告に用いるための数字を算出するための経理・帳簿整理。それについては確定申告とは直接的には関係のない別の話ですから、日々コツコツやっておきなよ!としか言いようがありません。自分の商売・ビジネスをやるのに日々の入出金を記録せずに1年間どんぶり勘定でやってるんですか?と不思議なくらいです。

個人事業主のみならず法人の場合においても、決算申告直前になって慌てて帳簿つけたり税理士を探したりする人がいます。日々コツコツやってれば大して難しくもない作業なのに、なぜ毎年毎年学習しないのかな、と思います。

要は「夏休みの宿題を8月31日にまとめてやろうとするな」ってことですね。

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