2023年、電気代高騰が危険レベルに到達! 契約プランを今すぐ確認してください

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当サイトの以前の記事にて、昔ながらの従量電灯Bプランはメリットがなくなってきたから、新しいスタンダードSプランなどに変更しよう!と書きました。

しかし、最近の世界情勢や円安などの事情により、話が変わってきました。「燃料費調整額」が劇的に高騰してきたのです。たとえば東京電力エリアでは2022年9月から燃料費調整額が規制料金の上限に到達。

こうなってきますと、法律で燃料費調整額に上限が設けられている従量電灯Bプランが断然有利でお得になってきます。料金自由化後のプランであるスタンダードSなどでは、この燃料費調整額に上限がないのです。つまり、燃料費が高騰すればするほど青天井で電気料金も高くなっていくことになります。

燃料費調整額の差を試算

具体的な数値で試算してみましょう。

2023年1月分電気料金の燃料費調整について|プレスリリース|東京電力エナジーパートナー株式会社

東電プレスリリースから図を引用 ※色線囲みは当サイトによる加工

上図のように、従量電灯Bプランの場合はもう燃料費調整額が上限に張り付いており、2023年1月分も2022年12月分も「5.13円」となっています。今のところ、従量電灯Bプランでは5.13円が上限であり、それよりも上がらない仕組みになっています。ところが自由化後の新プランであるスタンダードSなどでは燃料費調整額の上限キャップ制度がないため、2023年1月分は「12.99円」。両プランの燃料費調整額の差はなんと「7.86円」です!

具体的に金額計算してみます。

一か月に300kWh使うお宅なら、300×7.86=2,358円増加。
500kWhなら 500×7.86=3,930円増加。
1000kWhなら 1000×7.86=7,860円増加。

同じ電力消費量なのに、契約しているプランが違うだけで、これだけの大きな差額が生まれるのです。

たとえば、そこそこの規模の一軒家(ガス・電気併用)で家族4人の場合。エアコン暖房や食洗機などを毎日使っていれば、厳冬期は関東地方でも一か月に1000kWhくらい使うことは普通にありうるでしょう。仮に現在スタンダードSプランで契約しているのなら、これを従量電灯Bプランに変更するだけで一か月の電気代が約8,000円も安くなる、ということです。

2023年2月分はさらに従量電灯Bプランが有利に

2023年2月分からは国の激変緩和措置により補助金が投入され、この燃料費調整額が値下げされることが発表されています。2023年2月から10月に請求する電気料金(つまり2023年1~9月の使用分)がその対象となるようです。その結果、個人宅向けの燃料費調整額は7円/1kWhの値引き。従量電灯Bプランなら「5.13-7=-1.87円」と、なんと燃料費調整額がマイナスになるようです! これはデカい。

2023年2月分電気料金の燃料費調整について|プレスリリース|東京電力エナジーパートナー株式会社

東電プレスリリースから図を引用 ※色線囲みは当サイトによる加工

どうでしょうか。これならますます従量電灯Bプランの優位性が圧倒的になってきます。

一般的なご家庭であればとりあえず自由化後のプランから従量電灯Bプランに戻すのがいいのではないかと思われます。昔からずっと従量電灯Bプランで契約されている方は、そのまま契約をいじらないのが良いでしょう。

先方としてはあの手この手で電力自由化後のプランに誘導したいであろう思惑が透けて見え、たとえばスタンダードSプランなどは一応「生活かけつけサービス」が使えたりなどのメリット(餌)もあります。しかし、燃料費調整額がこれだけ高騰している現在ではハッキリ言って何の魅力もありません。

東電サイトを見ますと、従量電灯プランから自由化プランへの変更はWeb上で簡単に出来る。なのに、自由化プランから従量電灯Bプランに戻すには電話じゃないと受け付けてくれません。明らかに意図を感じる。ほぼ嫌がらせに近いですね。しかしこれだけ大きな料金の差が生じていますので、今すぐ頑張って電話しましょう。

電気代試算時の単価について

余談ですが、ある特定の家電などにかかる電気代を計算するときに「1kWh=約30円」という単価を持ち出す人が多いですね。たとえば、「エアコンを5時間使ったらいくら?」とか「電気ヒーターを3時間使ったらいくら?」などの試算をする時などに「1kWh=約30円」を根拠として計算している例をよく見かけます。

しかし、これは実態とは合っていません。たしかに従量料金部分だけを見ればその数字になるのですが、実際には他に基本料金などが存在するため、従量料金だけを計算してもあまり意味がありません。燃料費が安かった昔は「1kWh=約30円」で良かったのですが、いろいろ高騰している最近は話が変わってきました。契約プランやその月の使用量などにもよりますが、基本料金・燃料費調整額・再生エネルギー賦課金など諸々を勘案していくと、実質的には「1kWh=40~50円」くらいで計算したほうが実態と合います。

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